COLUMN "HOLIDAY TSUSHIN"

2007.07.31 №002
内装のお話

HOLIDAYを開業するにあたって、どんな内装にするか色々悩みました。
でも結局一番大切なのは「長く使っても飽きがこない」ということかなと思うようになりました。 
 HOLIDAYの内装は、イギリスのアンティークを扱っている家具屋さんに願いしたので、店内のあちらこちらに古い物が散りばめられています。
 例えば待合の椅子は、昔々イギリスの小さな町の教会で使われていたものだそうで、背もたれには聖書を入れるポケットがついています。また道具入れのスチールワゴンは、製糸工場で使用されていた物で非常に頑丈であり、産業革命の面影をとどめています。
 こういったものにはそれぞれ物語があるので、何とはなしに、いい味が醸しだされるのではないでしょうか。長い時を経てきた家具や小物類は落ち着いた佇まいをしており表情が豊かで、使う者の心を穏やかにさせてくれるように思います。
 HOLIDAYもこれらのアンティークのように、これから時を重ねていい表情になってくれるといいなとの願いを込めています。ご来店の際に、ゆっくりと御覧になってくださると嬉しく思います。

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