COLUMN "HOLIDAY TSUSHIN"

2007.11.29 №006
パーマやカラーをしたら、髪の毛は一体どうなるか?

 髪の毛はタンパク質から出来ています。タンパク質は酸性から中性においては安定しているのですが、アルカリ性に傾くと急にもろくなる性質を持っています。つまり、髪の毛はアルカリ性の状態にあると傷みやすいのだと言えます。ところが、パーマやカラーは主にアルカリ性の薬剤を使います(酸性や中性もありますが、ここではアルカリのものについてお話します)。なぜでしょうか?
 健康な髪の毛は、キューティクルが魚のウロコのようにびっしりと髪の表面を覆って内部を保護しているため、そのままでは薬剤が中に浸透してくれません。薬が中へ入らなければ髪の毛に作用が起こりませんので、どうにかしてキューティクルを開かせなければなりません。そこでアルカリ性の薬を使うと、キューティクルが開いて薬を入れ込むことが出来るのです。ですが、施術は必要最低限かつ適切に行わないとアルカリによるダメージを進行させてしまいます。
 したがってHOLIDAYでは極力アルカリを抑えた薬剤を厳選しています。またカラーやパーマ後には必ず、アルカリを穏やかに取り除くシャンプーを使用しています。しかし、やはり繰り返しの施術などによってどうしてもダメージは生じてしまいますので、過度の施術は避けたりホームケアをきちんとする必要はあると言えます。

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