COLUMN "HOLIDAY TSUSHIN"

2008.05.2 №011
紫外線と髪のダメージ

 草木が青々と繁り、キラキラ輝く美しい季節になりましたね。それと同時に、紫外線も強くなってまいりました。お肌への紫外線の影響は皆さんよくご存知かと思いますが、髪の毛にも影響がある事をご存知でしょうか?
 よく日焼け止めなどに書いてあるSPFという言葉は、紫外線の中でも皮膚がんや皮膚の炎症の原因となる光線の遮断率を表し、PAとは紫外線の中でも皮膚のタンパク質を変成させる作用がある光線の遮断率を表します。日焼けやシミ、しわなどは、皮膚が紫外線によって酸化されることによって引き起こされたものなのです。このように一見紫外線は人体に有害のように感じられますが、紫外線はビタミンDの生成に不可欠ですし、ウイルスや微生物の殺菌にも利用されたりと、なくてはならない物でもあります。
 では、髪の毛への紫外線の影響はいかなるものでしょう?毛髪は、お肌のように分かりやすい変化が現れるわけではありませんが、実は、紫外線はキューティクルの最も外側の層のタンパク質をじわじわと酸化しています。酸化するとタンパク質層にたくさんの空洞があき、キューティクルをとてもはがれやすくしてしまうのです。もろくなったキューティクルはブラッシングなどでも簡単にはがれるようになり、そこから毛髪内部の栄養が出ていくようになります。
 厄介なことに、髪は皮膚のように短期間で生まれ変わるわけではないので、伸びている部分の毛は非常に長い間紫外線を浴び続けていることになります。日々のダメージは小さくても、蓄積してしまうと大きなダメージになり兼ねません。
 日差しの強い時は帽子をかぶったり、紫外線防止効果のあるヘアケア用品を使うなどすると良いかと思います。HOLIDAYでは、紫外線を防いでしっとりさらさらにしてくれるヘアクリームや、紫外線を防御するシャンプーやトリートメントもご用意しておりますので、ぜひご利用くださいませ。

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