COLUMN "HOLIDAY TSUSHIN"

2008.07.01 №013
ヘアカラーの種類

 今回からヘアカラーのお話をしていきたいと思います。
 一口にヘアカラーと言っても、色々な種類があります。
 まず、最も皆さんになじみがあると思われるものが、いわゆるヘアダイというものです。これは髪の明るさも色も、好きなように変える事ができます。なぜかというとヘアダイは、髪の色を脱色すると同時に、色素を入れるという作業が出来るからです。化学反応による作用ですので、色の持ちも良く定着も確かです。しかしそれなりに髪への負担も大きくなります。
 次に、一般的にヘアマニキュアと呼ばれているものがあります。これは、物理的に染料が髪にくっついているだけなので、ヘアダイと比べると傷みも刺激も少ないです。ただし、ヘアダイのように脱色はしませんので元の毛の色を明るくすることは出来ません。また、色の持ちも約1ヶ月程度と、あまり長くはありません。
 その他、ヘナなどに代表される天然の染料があります。これも化学反応によってではなく、植物に含まれる色素が毛髪の主成分であるタンパク質に物理的にくっつくことで染まるため、傷みは全くありません。むしろ植物の持つ栄養分によってトリートメント効果を与える事さえ出来ます。しかし、マニキュアと同様、元の毛の色を明るくすることは出来ませんし、色はかなり限定されます。色持ちは良いです。
 このように、ヘアカラーにはそれぞれ長所短所があります。

目次に戻る