COLUMN "HOLIDAY TSUSHIN"

2010.04.02 №033
傷みにくいカラーリングとは - カラーの施術方法 -

 前回のコラムでは髪が傷みにくいカラー剤とはどんなものかをお話しましたが、今回は髪を傷ませにくいカラーの施術法についてお話します。

 カラー剤自体の強さや質によって髪に与えるダメージが大きく変わるのはもちろんですが、極力髪にダメージを与えずにカラーリングをするには、カラー剤の塗り方などの施術上の工夫もあります。
例えば、毎回毛先までしっかりと染め続けていると、毛先の方は何回も薬を塗られることになるためどんどんダメージが蓄積していってしまいます。それを避ける為にHOLIDAYでは毎回毛先まで染める事はしません。色を合わせて伸びてきた部分だけ染めて行くようにして、毛先には褪色が気になる時にだけ色を入れるようにしています。
 なぜかと言うと、カラーリングをしたことのある毛先は、多少なりとも薬の作用によってキューティクルが開いた状態にあります。そこへまたアルカリの強い薬を塗ると、更にキューティクルが開き、毛髪内のタンパク質がどんどん流出してしまうからです。

 その他、必要に応じてトリートメントを施し栄養分を補いながらカラー剤を塗りますし、またカラー後にもシャンプーだけでは落としきれない薬剤を除去するトリートメント剤を必ず塗布しています。 どうしてもシャンプーだけでは残留しがちなアルカリ分を、この後処理剤で分解させることによって後々のダメージを少なくするのです。

   このようにカラーの施術を丁寧に行う事によっても、カラーリングによるダメージを最小限に抑えられるのです。

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