COLUMN "HOLIDAY TSUSHIN"

2010.06.07 №035
ストレートパーマと縮毛矯正

 今年も湿気の多い時期に入り、縮毛矯正をなさる方が増えてきましたが、ストレートパーマと縮毛矯正の違いが何なのかよく分からないという方も多いと思います。

   ごく簡単に言えば、ストレートアイロンを使うものが縮毛矯正、使わないものがストレートパーマということになります。
 ストレートパーマの主な役割はパーマを落とすことであり、若干クセも伸ばすことができますが縮毛矯正ほどのパワーはありません。縮毛矯正はパーマや強いクセもしっかりと伸ばすことができます。ですので、クセ毛の方が髪を真っ直ぐにしたい、という場合ははとんど縮毛矯正になります。縮毛矯正だと不自然に真っ直ぐになりすぎて嫌という方でも、アイロンは適度に入れた方が仕上がりはきれいです。

 使用する薬剤は、ほぼ同じです。1剤で髪の毛の結合を切って、したい形に伸ばすなり巻くなりした後、2剤で固めるという原理は同じですので、ウェーブ用のパーマ剤ともほとんど同じです。ただ、ストレートや縮毛矯正の薬は、髪の毛に長く留まってしっかり反応させるために、粘度の高い薬になっています。そして、縮毛矯正で強いクセを伸ばすにはやはり強めの薬を使います。

 以上述べてきたように、縮毛矯正は薬の力のみならず、アイロンの力によって真っ直ぐに髪の毛を固定することができますので、ストレートパーマよりもしっかりとクセを伸ばせるのです。

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