COLUMN "HOLIDAY TSUSHIN"

2013.05.30 №069
パーマとカラーの同時施術について

 「パーマとカラーを同時にできますか?」と尋ねられることがよくございます。
これに関しては基本、ダメージが余りにもひどい場合はお勧めはできません。でも、例えば、カラーが根元の伸びた部分だけで、パーマが毛先だけなどと言う場合は、お受けできたりとケースバイケースです。

 また、基本的なところで、法律上「医薬部外品」の扱いとなっているパーマ剤は、カラーと同時には施術できないことになっています。この部類の薬剤は還元力が強いので、ウェーブはしっかり出ますが、ダメージも大きいのです。
 それに対し、「化粧品」扱いのパーマ剤は、還元力は弱いですがダメージは少ないので、カラーと同時施術も可能です。
 また、酸性カラー(いわゆるマニキュア)は同時施術できます。パーマ後はどうしても、髪の毛がアルカリに傾いてしまうので、その上アルカリの強いカラー剤を使うと、ダメージが増幅してしまうからです。もともと弱酸性の髪の毛が、薬剤でアルカリに傾くことによるダメージは大きいのです。

 当店で使用している化粧品登録のパーマ剤は仕上がりもやわらかく、カールもしっかり出ますので、どうしても同時に施術したいという場合はお受けできます。またカラー剤も、一般的なカラーと比べるとかなり低アルカリなので、薬剤的には問題はございません。

 また、パーマに関しては酸リンスでアルカリを中和しておりますし、カラーも施術後にアルカリ除去剤を使っておりますので、そういった処理でもダメージを減らしています。

 ただし、パーマの後にカラーをするとウェーブが多少落ちますし、その逆だとカラーの褪色があります。もちろん、それを見越して施術をしますけれども、どうしてもカラーとパーマを両方なさるとなると、ダメージが重なるのは事実です。よくご相談の上、施術なさってください。

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